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日本橋からのお知らせ
日本橋の始まり
東京大学史料編纂所教授の山本博文先生の講演を聴きました。
「*日本橋は、家康が最初に掘った道三堀を延長して開削した日本橋川に橋をか
けてことに始まる。おそらく慶応8年8(1604)頃のことで、これに
より、神田・日本橋・京橋・新橋と続く通町通り筋が形成されていき、江
戸城下の中心となっていきました。
*日本橋を起点に、東海道・中山道などの街道に一里塚が築かれたのは、慶長
9年2月。
*日本橋は、ひときわ高い太鼓橋で、橋には擬宝珠があり、擬宝珠が許される
のは、幕府が管理する公儀橋だけで、江戸城に入る橋以外の町方の橋では、
日本橋・京橋・新橋だけでした。
*橋の上からは、江戸城が見え、その背後に富士山が見えた。江戸城の天守閣
は明歴の大火で焼けおち、再建されなかったから、それ以降は石垣と隅櫓
しか見えなかった。しかし、それを差し引いても絶景であって、人気絵師
が競って浮世絵に描きました。
日本橋の道路元標

日本橋は道路の始点となる「日本橋道路元標」が埋め込まれています。

しかも、橋柱に銘板「日本橋」の揮毫は、今NHK大河ドラマ「西郷どん」にでている徳川慶喜によるものです。